就活に打ちのめされた文系女子が卒業寸前の三月に内定決めた話

この記事は、ただの体験談なので、アドバイス的な要素はあんまり期待できないとおもう。
特に目標も持たず就活に突入した文系学生が就職するまでのことがずらずらと書いてある。
在りし日の私のように、卒業間際まで内定が取れずに悩んでいる人に参考にしてもらえたら嬉しい。

就活開始当時の私のプロフィールは次のとおり。
下宿しながら関西の私大に通う学生で、サークル・ゼミに加入しており、単位はほぼ取得済み、といった就活生の半分くらいが当てはまりそうなプロフィールである。


2017年3月1日
就活一斉スタートのその日、私も意気揚々とその一歩を踏み出した。
この時点の志望業界は、メーカーの総合職である。勤務地の希望は東京か大阪。
それまで割とマジでほとんど就活対策をしていなかった私は説明会予約合戦にまず打ちのめされることとなる。
朝起きてから気になっていた企業を見ているが、全然説明会の空きがない…
みんなどんだけ行動早いんだよ、と思ったが、今思えば当然だ。
スタートの合図が鳴るのが3月1日というだけで大抵の奴らはスタートラインに至るまでに助走を付けているのだから。インターンとか、企業研究会みたいなので。
その後は結局、第2第3志望群あたりの企業の個別説明会をいくつか予約し、あとは大学で大きい教室を使ってやっている会社説明会に足を運んで、「就活気分」をふんだんに味わっていた。


4月~5月
このころは見知らぬ番号から電話が掛かってくることが多かった。
ある程度の規模の大学に通う学生なら心当たりもあるだろう、リクルーター面談のお誘いだ。
大企業やら大手地銀なんかからリクルーター面談の連絡がいくつもあって、私は速攻調子に乗った。
調子に乗った私は面談前日になるまでろくに企業研究すらしなかった。
どこにでも当てはまるようなゆるふわな志望動機を携えてリクルーター面談に繰り出しては、OBから一笑い取ることに精を出していた。
こんなことは良い訳に他ならないが、私は落研(落語をやるやつ)に所属しており、当時は素敵な志望動機よりも一笑い取る方が大事だと錯覚していた。面接と大喜利の区別も付いていなかったのである。
そんなこんなでリクルーターからの連絡はすべて途絶えるが、当人はあんまり気にしていなかった。


6月
リクルーター面談がコケても気にならなかったのは、6月から面接の予定が入っていたからだ。
ところがこれが全然受からない。
ここまで読んだあなたなら文面で判るとおもうが私は根暗である。明るい雰囲気の企業からはバッサバッサと1次面接で切られた。
落ち着いた感じの企業の面接では2次まで行けることもあったが、2次面接まで行くとある程度の深掘りがつきものだ。
浅くて脆い私の志望動機は、深掘りされる度にぼろぼろと崩れていった…。


7月
さてこのころになると当初志望していた業界以外にも目を向けていくことになる。
3月の段階ではメーカーの総合職を希望していたが、別に「昔からメーカーの総合職になりたかったんです!」なんて訳じゃない。
本当のところ、なんとなく安定してそうで、残業が少なそうだから志望していたに過ぎないのだ。
大学の企業説明会に行ってみると、大阪の保険会社の子会社のSEの説明を受け、面白そうだったのでそのままエントリーした。
福利厚生や働いている人たちの顔つきも大丈夫そうだ。
同じような保険系の情報子会社2つにエントリーし、企業研究もこれまで以上に進めたところ、エントリーした両方の会社の最終面接まで進むことが出来た。
そしてその2つとも最終で落ちた。
テストの手応えもあったし、これまでの面接よりも遙かに話しやすくて、「ああ!SEこそが私の天職だったか!」と思った矢先の出来事であった。
この2社に関しては、最終調整的な募集だったためやむなくお祈りとなったらしいので、もう少し早く応募していればなあ…と思わないでもない。まあただの断り文句だろうけど。
ちなみに、上記の就活と平行して近畿圏の国立大学法人等職員採用試験の筆記試験も受けていた。(国立大学とか国立博物館とかの職員採用の1次試験のこと)
これは受かったので8月からはその選考にすすんでいく。


8月
さて上記の筆記試験合格の知らせを受けて、私は4つの半公的機関に向けてバンバン応募書類を書いた。
国立大学やら美術館やらは案の定情報化社会に迎合していないようで膨大な量の手書き書類を要求された。左利きなので手の側面が真っ黒になった。
首尾良く全ての書類が通過し、首尾良く面接に足を運び、首尾良く全て落ちた。
落とされ続けて早数ヶ月、いよいよ私の心は限界だった。
就活に落ち続ける私を元気づけるべく関西に出てきた両親は私を外食へ連れ出してくれたが、そこで母に悪意なく就活の不調を茶化された瞬間、張り詰めていた心が決壊してしまった。
人目もあるのに涙が止まらない。
母も父もオロオロしながら私をなだめるので、しゃくり上げながら「大丈夫、ごめん」と繰り返すばかりだった。


9月~12月
散々心配掛けた父母には内緒だが、この時期はほとんど就活らしいことをしていない。
たまーに就活サイトをチェックして、説明会に行くくらいはあったが、それくらいだ。
ちょっとしたトラウマみたいに感じていたんだろう。
現実から逃げるみたいにサークルや卒業研究に打ち込んでいた。
今思えば、上記の二つは既に失敗している就活なんかよりもその時点では遙かに大事なことだったので、図らずも正しい選択をしていたようだ。
卒業論文も無事完成し、いよいよ年が明ける。


1月~2月
1月に入って先ず、両親と卒業後のことについて話し合う運びとなった。
簡単に言うと、卒業後一年は半分くらい生活費を援助してくれて、あと一年関西での就活を頑張らせてくれることになった。つくづく優しい両親である。
さて、ここにきて私もやっと8月以来目を背けてきた現実に向き合うようになる。
4ヶ月ぶりに再び、応募書類を出したり、面接に行ったりするようになった。
この頃の就活で、以前と変わったことと言えば大学の就職課と新卒向けハローワークを利用し始めたことだ。
卒業が近づいてくるとリクナビ、マイナビから得られる情報はかなり減ってくる。
反面、就職課やハローワークへの新卒向け求人は時期を問わずコンスタントに更新されていた。
また、新卒向けではない普通のハローワークで就職の相談をしてもらい、ボロボロに言われたりもしたが、かなり的を射た指摘だったので、名も知らぬあのアドバイザーには感謝している。


3月中旬
まだ肌寒い3月半ば。
卒業式のその日は薄暗く冷たい雨が降っており、祝賀ムードも若干しらけていた。
私は既に、内定を持たずにこのめでたい式典に出る覚悟ができていた。
しかしその覚悟は肩すかしを食らうこととなる。
卒業式のほんの5日前、やっと、内定を得ることが出来たのだ。


内定先の求人は3月の初旬に大学の就職課で見つけたものだった。
卒業生が経営している大阪にある小さな会社で、土日祝休みで残業はなし、給料も希望を満たす水準だった。
就職課の人にこの求人について尋ねると、「まともな会社だからぜひ応募しなさい」といった旨のことを言われすぐさま会社に電話してくれた。
履歴書を送ってほしいとのことだったので、その日中に履歴書を書いて郵送した。
2日後に相手先の会社から連絡があり、そのまた2日後に面接をすることになった。
そして面接を終えた次の日に内定の連絡をもらった。
まさか卒業式の5日前に内定が出るとは思っていなかった。それは私だけではなかったようで、両親もおばあちゃんも友人も全員びっくりしていた。


正直、内定の連絡をもらったとき、「このままこの会社に決めて良いのかな?ほんとはブラックなんじゃないかな?」と思った。選考早すぎるし。
これまでの流れを考えるとずいぶん身の程知らずな話しだが、やっぱりそう思ってしまった。
でも現実的に考えて、これまで1年やってきて内定が取れなかった人間が、既卒でもう1年やってさらに条件の良いところに就職できるとは思えなかったので、とにかく就職してしまうことにした。
結論から言うと土日祝休み残業無しは嘘ではなかった。給料も求人票の記載通りもらえた。
私はそこまで考えられていなかったが、今思えば就職課の人が概要を知っている会社だというのはけっこうな安心材料になるのかも知れない。


さて、こういった風に私は1年ちょっとの就活生活を終え、4月からめでたく社会人となった。
勤め初めて10ヶ月が過ぎ、そろそろ就活の始まりでもあり終わりでもあった3月になるので、振り返ってみた次第だ。

一応、私の経験からアドバイスを言うとすれば、就活に行き詰まっている人はリクナビ・マイナビに限らずできるだけ多くの媒体から求人情報を探した方が良いと言うこと。
就職課やハローワークに来ていた求人の中には、大手就活サイトに載っていないけれど、条件が良かったり面白そうな仕事だったりするものがとても多かった。
それから私の就職が決まったのは、面接対策やら企業研究やらよりも明らかにの要素が強い。
就職課やハローワークに足を運び、運を掴む機会を増やすことが、内定に繋がっていたのは間違いないだろう。

また、内定をもらった後に「この会社で良いのかな?」と思うのも就職活動にはつきものだ。
しかし、たとえ変な会社に入ってしまったり、入社してからやりたいことが変わったりしても、それに応じた対策も逃げ道もいっぱいあるんだから(失業手当や転職サイト、職業訓練校など)、大学生の内からそこまで思い詰める必要はない。
もちろん、会社の評判やVorkerなんかで口コミが酷い会社はできるだけ避けてほしいけれど。

冒頭でアドバイスはあんまり無いとか言ってたくせに、結局べらべら喋ってしまった。
私の就活についてはこんな所でしたとさ。

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